犬と猫を災害から守るための対策について|命を守るための準備と行動計画|茨城県つくば市の『さくま動物病院』

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2024/06/10

わんちゃん,猫ちゃん,スタッフブログ

犬と猫を災害から守るための対策について|命を守るための準備と行動計画

災害は予測不可能なタイミングで訪れるため、愛犬や愛猫を含む家族全員の安全を守る計画を事前に立てておくことが非常に重要です。

その上で、愛犬や愛猫を守るための適切な準備と対策を行うことは、飼い主様にとっても、家族全体にとっても大切なことです。

今回は犬と猫を災害から守るための対策について、犬や猫用の緊急避難キットや避難時の行動計画などを紹介します。

災害時の配慮について

災害時には、私たち人間と同様に愛犬や愛猫も大きなストレスと不安を感じます。地震や洪水、火災などの緊急事態において愛犬や愛猫の安全を守るためには、事前の準備と配慮が重要です。

動物は言葉を話せないため、彼らのニーズをしっかり理解し、適切に対応できるよう準備を整えておきましょう。

安全な避難
愛犬や愛猫を安全に避難させるためには、キャリーケースやリードを使用することが大切です。急な移動時にも冷静に対応できるよう事前に準備しておきましょう。

ストレス対策
災害時での環境の変化は、動物にとって非常に大きなストレスとなります。避難する際には、普段使っているタオルやおもちゃなどを持って行くことで、愛犬や愛猫が少しでも安心できる環境作りをしましょう。

感染対策
災害時でも、ノミやマダニ予防やワクチン接種は欠かせません。避難所や新しい環境では、感染症や寄生虫のリスクが高まるため、事前にワクチン接種やノミ・マダニ対策をしておくことで、愛犬や愛猫と飼い主様が安心して過ごせるようになります。

犬・猫用の緊急避難キットの準備

フード・水
愛犬や愛猫用に、最低1週間分のフードと水を準備しておきましょう。水入れやフードの容器、おやつも一緒に用意しておくと便利です。

トイレ用品
ペットシーツや排泄物を処理するゴミ袋やウエットティッシュなどを準備しておきましょう。

リード・ハーネス
災害時の移動には、愛犬や愛猫を安全にコントロールすることが可能なリードやハーネスが必要です。緊急時に愛犬や愛猫がパニックになることを考慮し、しっかりと抑えられるものを選択しましょう。

キャリーケース
猫や小型犬など、キャリーケースで運べる大きさの場合、移動時の安全確保のためにキャリーケースを使用しましょう。愛犬や愛猫が快適に過ごせるサイズのキャリーケースを用意することを推奨します。

医薬品
愛犬や愛猫が定期的に服用している薬や、緊急時に必要になる可能性のある薬を準備しましょう。処方薬については、薬の名前と用量を記載したメモも一緒に保管しておくと安心です。

ノミ・マダニ予防証明書・ワクチン接種記録
避難所や一時保護施設で愛犬や愛猫を受け入れてもらう際に、これらの証明書が必要になることもあります。そのため、避難キットに必ず入れておきましょう。

ノミ・マダニ予防の重要性についてはこちらから

予防接種の重要性についてはこちらから

犬の予防接種についてはこちらから

猫の予防接種についてはこちらから


マイクロチップ情報
愛犬や愛猫が迷子になったときのために、マイクロチップの情報を最新に更新しておきましょう。

マイクロチップについてはこちらから


愛犬・愛猫の顔写真
愛犬や愛猫の最近の顔や体全体が写っている写真を数枚準備しておきましょう。愛犬や愛猫が迷子になったときに役立ちます。

<その他>
愛犬や愛猫によっては、下記のアイテムも準備しておくと便利です。

口輪(噛み癖がある場合)
手や足、口元を拭くシート
おもちゃ など

避難時の行動計画

災害時には、飼い主様と犬や猫の両方にとって迅速な避難が必要です。愛犬や愛猫を守りながら安全に避難するための具体的な行動計画を立てておき、事前に家族全員で確認を行うことが重要です。

<避難所の事前調査>
犬や猫を受け入れてくれる避難所を事前に調べておきましょう。すべての避難所が動物の受け入れが可能ではないため、前もって確認することが重要です。
受け入れ可能な動物の種類やサイズに制限がある場合もあるため、詳細をしっかり確認しておきましょう。

また、災害時には通常のルートが使えないことも考慮し、避難所まで向かう複数のルートを計画しておくと安心です
さらに、愛犬や愛猫がキャリーケースでの移動に慣れているかどうか確認し、必要に応じて練習させておくことも重要です。

<家族内での役割分担とコミュニケーション計画>
家族内で愛犬や愛猫の世話をする人をあらかじめ決めておきましょう。避難時には、誰が何を担当するかを明確にしておくことが重要です。
また、非常時の連絡手段や集合場所を家族で確認し、緊急時に備えることが大切です。

まとめ

災害時には、人間だけでなく犬や猫も冷静に行動することが難しくなりますが、事前に適切な準備をしておくことで、愛犬や愛猫と共に安全に過ごせるようになります。
愛する家族の一員である愛犬や愛猫のためにも、今のうちから準備を始めることが重要です。

また、避難所では愛犬や愛猫が他の人に迷惑をかけないようにすることが大切です。そのため、普段からケージに慣れさせたり、トイレの場所を決めたり、吠えない、噛まないなどの基本的なしつけを行っておきましょう。




茨城県つくば市・牛久市・土浦市を中心に動物診療を行う

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