犬の診療
Dog's treatment
わんちゃんの診療
当院では、犬の怪我、皮膚や歯、目、腫瘍・がん、心臓の病気などの治療に力を入れております。
愛犬の様子が普段と違う場合は、お気軽にご相談いただきますようお願い致します。
疾患・症状例
体調不良・怪我
犬は言葉を話すことができず、体調不良や怪我で痛みや不快感を感じていても飼い主様が気づいてあげられないこともあります。
以下の様な様子がみられる場合は、お気軽に当院にご相談ください。
- 寝てばかりいる
- 食欲が低下している
- 散歩に行きたがらない
- 段差を避けて歩く
- 四肢を上げて歩く
- 普段鳴かない様な声で鳴く
- 部屋の隅っこばかりにいる
- など
皮膚の病気
皮膚病は再発したり併発することが多いので、皮膚に何かしらの異変がある場合はお早めにご相談ください。
なお、当院では皮膚病の治療以外にもノミ・ダニなどの予防治療も行っております。
また、皮膚に症状が出ている場合は、アレルギーなども疑われます。アレルギーの可能性がある場合は、血液検査のご提案をさせていただきます。
皮膚病の場合は、疑われる皮膚病の種類によって内服薬や外用薬、注射の処置などを行わせていただきますが、犬については膿皮症マラセチアや皮膚炎疥癬ニキビダニ症、脂漏症アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎が多いので、以下のような症状がある場合はご相談ください。
- 痒がっている様子がある
- 部分的に脱毛がみられる
- 脱毛がみられる
- 皮膚が赤くなっている
- 皮膚が脂っぽい
- フケが多い
- 皮膚にデキモノがある
- など
歯の病気
歯ブラシが苦手な犬が多いので、以下のような異変がある場合はご相談ください。
当院では、犬の歯の治療においても力を入れております。
愛犬のQOL維持のため、歯肉炎や歯周病などの病気は重症化する前に治療をしてあげることが大切です。
- 口臭が気になるようになった
- 歯石がある
- 歯茎が腫れている
- 歯茎に出血がみられる
- 固いドライフードを食べなくなった
- など
目の病気
当院では、眼球の内部検査ができるスリットランプを導入しており、眼圧(眼球内圧)を測定する検査も行っております。
犬や猫も年齢を重ねると目の病気を発症しやすくなり、若くても目の先天性疾患を持っている犬もいるので、少しでも以下のような症状がみられる場合はご相談ください。
なお、犬については白内障や緑内障、チェリーアイ、結膜炎などの発症率が高いのが特徴です。
- 段差でつまずく
- 目に白いフィルターみたいなものがかかっている
- 夜の散歩を嫌がる
- 目が赤くなっている
- など
病気の種類によって、目薬で対応できるものから手術が必要になるものまで幅広くございますが、
犬や猫の年齢や状態などを配慮して個々のペットに合った治療方法をご提案させていただきます。
腫瘍・がん
当院は、日本獣医がん学会に所属しており、腫瘍・がん治療の実績も豊富です。
近年犬の腫瘍・がんの発症率が高まっており、死因の第一位でもあります。
早期発見・早期治療が重要ですので、定期検査も実施させていただいております。
なお、犬や猫に多い腫瘍・がんは皮膚がんや骨肉腫、組織球性肉腫、リンパ腫、メラノーマなどですが、以下のような症状がみられる場合はご相談ください。
- 食欲が低下している
- 元気がなくなっている
- 散歩に行きたがらない
- 皮膚に出来物がある
- 動きたがらない
- 寝てばかりいる
- など
心臓の病気
小型犬に多い僧帽弁閉鎖不全症を中心とした心臓の病気の治療についても、力を入れておりますので、少しでも不安がある場合はご相談ください。
心臓の病気につきましても、特に好発犬種につきましては、定期的な検査をおすすめします。
なお、以下のような症状がある場合は、特に注意が必要です。
- 咳をする
- 腹水がある
- 体がむくんでいる
- 起き上がった時にふらつく
- 食欲の低下
- 疲れやすく運動したがらない
- など
避妊・去勢
避妊手術・去勢手術のタイミング
犬の避妊手術や去勢手術のタイミングは、犬種や個体差によって適正時期が異なりますが、当院では病気発症リスクなどの観点から、生後6ヶ月以降の避妊手術・去勢手術をおすすめしております。特に多頭飼いをしているご家庭では、発情前に手術を行うことが大切です。
手術の流れ
手術の前に、必ず問診や触診、視診などの診察・検査が必要となります。手術をご希望の飼い主様は、事前検査のご予約をお願い致します。なお、避妊手術や去勢手術につきましては、基本的に診察・検査当日に行うことができませんので、検査後にご予約していただきます。
避妊手術・去勢手術のメリット
避妊手術や去勢手術は、予期せぬ妊娠リスクを回避することができるだけでなく、雄・雌同様に発情期に生じやすいストレス軽減に効果的です。
その他、攻撃性の改善や以下のような生殖器官の腫瘍発症・ホルモンが関連する病気の回避も期待できます。
- 精巣腫瘍
- 子宮蓄膿症
- 乳腺腫瘍
- 会陰ヘルニア
- 前立腺肥大
- など
ワクチン・予防接種
混合ワクチン
当院では、6種、7種、8種、10種の混合ワクチンを行っております。未然に防ぐことのできる病気は、ワクチン接種で予防してあげましょう。なお、混合ワクチン摂取は子犬期の初回のみ基本的に2回行います。それ以降については、年に一度摂取する必要があります。
狂犬病ワクチン
当院では、狂犬病予防ワクチン注射も実施しております。病気発症などの理由がない限り、年に一度のワクチンが義務化されていますので、狂犬病予防ワクチンは必ず受けさせてあげましょう。