スマホで簡単!愛犬・愛猫のとっておき写真術|思わず笑顔になる撮影テクニックから役立つ症状記録まで|茨城県つくば市の『さくま動物病院』

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2025/08/01

わんちゃん,猫ちゃん,スタッフブログ

スマホで簡単!愛犬・愛猫のとっておき写真術|思わず笑顔になる撮影テクニックから役立つ症状記録まで

「愛犬や愛猫のかわいい瞬間を残したい」「健康管理のために症状を記録しておきたい」と思ったことはありませんか?

スマートフォンの普及により、日常の中で手軽に撮影できるようになった今、多くの飼い主様が写真や動画を活用して記録を残すようになっています。しかし実際には、「なかなか思うように撮れない」「そもそもどうやって撮ればよいのかわからない」と感じることも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ご自宅でも簡単に実践できる犬や猫の撮影テクニックを、思い出作りと健康記録の両面からわかりやすくご紹介します。

ご自宅で愛犬愛猫を素敵に撮る基本のポイント

犬や猫は常に動いているうえに、人のように「はい、笑って」と伝えることもできません。
そのため、飼い主様がいくつかのポイントをおさえておくことで、自然で魅力的な表情を引き出すことができます。

以下の3つのポイントを意識してみましょう。

<明るい場所で撮影する>
自然光が差し込む窓際や部屋の照明の真下など、明るさが十分に確保できる場所で撮影することで、毛並みや表情がくっきりと映り、写真全体がきれいに仕上がります。

<おもちゃや音を使って注目を集める>
カメラのすぐ上あたりでお気に入りのおもちゃを動かしたり、音を鳴らしたりすることで、自然と目線をカメラに向けることができます。それにより、上目遣いのかわいらしい表情が撮れやすくなります。

<リラックスした瞬間を気長に待つ>
無理に撮ろうとせず、遊んだり声をかけたりして、リラックスした状態になるのを待ちましょう。飼い主様の緊張が伝わると犬や猫も警戒してしまうため、自然なタイミングを大切にしてください

【思い出作り】日常の可愛い瞬間を残すシーン別アイデア

日常のなかには、記録に残したい愛らしい瞬間がたくさんあります。
以下のシーン別に工夫を取り入れることで、素敵な一枚を残しやすくなります。

<行事ごとの記念撮影>
ハロウィーンや誕生日、クリスマスなどは、犬や猫との思い出作りにぴったりのタイミングです。洋服や帽子、小物を使って華やかに演出してみましょう。ただし、洋服を嫌がる子には無理をせず、リボン付きの首輪や背景の装飾などで工夫すると負担を減らせます。


<外出先での撮影>
ドライブやドッグラン、キャンプなどの外出先では、普段とは違った表情や動きが見られます。お散歩後などリラックスしたタイミングを狙って撮影し、おやつや声かけで注目を集めると自然な表情を引き出しやすくなります。動きのある場面では、スマートフォンの連写機能を使うことで、ブレにくくベストショットが撮りやすくなります。



【健康記録】大切な情報を残す症状撮影の実践テクニック

体調の変化を記録するための撮影は、診察時に非常に役立ちます。
以下のような症状が見られた場合には、写真や動画での記録をおすすめします。

<見た目の変化を記録する>
皮膚の赤みやただれ、外傷などがある場合は、できるだけ明るい場所で撮影し、以下のような構図で記録しましょう。

患部を近くから写したアップの写真
体全体の位置関係がわかる引きの写真

こうした記録を続けることで、経過を比較しやすくなります。

<行動の変化を記録する>
歩き方の違和感、痙攣、同じ場所をぐるぐる回るなどの行動異常は、静止画では伝わりにくいため、動画で撮影しておくことが重要です。診察時にその動画を見せることで、より正確な診断が可能になります。

<日常の体調の変化を記録する>
食事の量や排泄の状態、体重の変化なども、写真やメモで記録しておくと健康管理に役立ちます。特に食器に残ったごはんや便の様子など、気になるときには撮影しておくと獣医師への相談もスムーズになります。

【性格・状況別】撮影ガイド

犬や猫の性格や環境によって、撮影に適した方法は異なります。
以下のようなタイプ別に適した撮影方法を取り入れてみましょう。

<好奇心旺盛な犬や猫>
犬や猫はじっとしてくれないため、撮影はスピードが勝負です。おやつやおもちゃで注意を引き、連写モードで一気に撮影すると動いていてもブレずに写真が残せます。

<警戒心が強い犬や猫>
無理に近づくと警戒して逃げてしまうことがあるため、まずは少し距離をとって望遠で撮るようにしましょう。あらかじめ遊んで落ち着かせたり、シャッター音をオフに設定したりすることで、自然な表情を撮影しやすくなります。

<複数の犬や猫を一緒に撮りたい場合>
椅子やテーブルなど、少し高さがあり動き回りにくい場所に乗せて撮影するのがおすすめです。ただし、一匹ずつのときよりも時間がかかるため、焦らずゆっくりとチャンスを待つことが大切です。

よくある質問

Q:フラッシュを使用しても問題ありませんか?
A:できるだけ使用は避けましょう。

<犬の場合>
犬は夜行性に近い特性を持ち、目の中に「タペタム」という光を反射する組織があります。そのため、強い光には敏感で、フラッシュの光がストレスや驚きの原因になることがあります。

<猫の場合>
猫は薄明薄暮性で、犬と同様にタペタムを持っています。特に暗所では瞳孔が大きく開いており、強い光に対して敏感です。フラッシュ撮影は避け、明るい時間帯や照明のある場所で撮影しましょう。

Q:犬や猫に異常がある場合、まずは「撮影」?それとも「動物病院に連れて行くべき」?
A:基本的にはすぐに動物病院を受診してください。

ただし、行動異常や発作など、その場限りで症状が現れるケースでは、動画を撮っておくことで診察時の参考になります。あくまで撮影は補助的な手段であり、異変を感じたら迅速に受診することが大切です。

まとめ

愛犬や愛猫の写真撮影は、思い出を残すだけでなく、健康記録としても重要な役割を果たします。特別な機材がなくても、スマートフォンを活用するだけで十分に価値のある記録が可能です。犬や猫の性格や撮影シーンに応じて工夫をしながら、無理のない範囲で楽しい撮影の時間を過ごしてみてください。

なお、当院では飼い主様からご提供いただいた写真や動画をもとに、症状の把握や診断に役立てることができます。気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。


茨城県つくば市・牛久市・土浦市を中心に動物診療を行う

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