子犬と子猫のご飯のあげ方は?|ポイントや注意点を解説|茨城県つくば市の『さくま動物病院』

ブログ

ブログ
里親募集

Blog

ブログ

2024/01/17

わんちゃん,猫ちゃん,スタッフブログ

子犬と子猫のご飯のあげ方は?|ポイントや注意点を解説

子犬や子猫を家族に迎え入れた方によく尋ねられるのが、ご飯に関することです。小さな命を守るために、適切な食事を与えることはとても大切ですよね。特にお家に来たばかりの頃は、慣れないストレスもあるため、食事に関するトラブルに注意しましょう。

今回は子犬と子猫のご飯について、あげ方やトラブルの対処法について解説していきます。

子犬へのご飯のあげ方やポイント


子犬は成犬に比べ一度に多くの量を食べられません。さらに空腹による低血糖を起こしやすいため、少量頻回に与えることが理想的です。
最初の頃はお迎えする前に食べていたものと同じものを与え、フードを切り替えたいときは少しずつ移行しましょう。

フードを選ぶときは、1日に必要な栄養素と成長に必要なカロリーをバランスよく摂取できる子犬用の総合栄養食を選びましょう。
あげる量はご飯によって異なり、フードには体重別の目安量が記載されているので参考にしましょう。ほとんどが1日量で書かれているため、1回量と間違えないように注意してください。

子猫へのご飯のあげ方やポイント


生後4~5週未満の子猫を保護した場合は子猫用のミルクを与えます。子猫用の哺乳瓶やスポイトで人肌程度に温めて与えましょう。量はミルクの種類によって異なるため、記載されている目安量を確認し、子猫の様子を見ながら対応します。
乳歯が生えて物を噛めるようになったら、徐々に離乳させ子猫用のフードへと切り替えます

ペットショップやブリーダーから子猫を迎えた場合、離乳は済んでいるはずですので、子犬と同様、子猫用の総合栄養食を与えましょう。

よくあるトラブルと、その対処法


1番多いトラブルは食べないことです。考えられる原因と対処法を以下に記載します。

ストレスや環境の変化
新しいお家にまだ慣れていないと食事をとれなくなる子がいます。ゆっくりとその子のペースに合わせて信頼関係を築きましょう。

空腹ではない
1回量が多い、おやつをあげすぎている、遊び足りないなどの理由でお腹がすいていない可能性があります。食事量や日中の過ごし方を確認しましょう。

病気
子犬や子猫には、ウイルスや寄生虫に感染していることがあります。特に子犬はパルボウイルスやジステンパーウイルスなど急速に進行し命に関わる感染症もあります。

また子犬や子猫は好奇心旺盛でなんでも口に入れるため、誤飲誤食も気をつけてください
食べない以外に、元気消失や嘔吐下痢などの症状も見られる場合は、動物病院へ連れていきましょう

まとめ


食事は犬や猫にとっても生きるうえで重要な要素です。食べないからといって嗜好性の高いウエットフードやおやつばかりあげていると、歯周病や肥満などあらゆる疾患の原因になり得ます。
子犬や子猫のうちからよい食習慣を身につけ、健康寿命を延ばしていきましょう。


子犬と子猫のお家での過ごし方についてはこちらから


茨城県つくば市・牛久市・土浦市を中心に動物診療を行う

さくま動物病院

わんちゃんの診療はこちらから